国立西洋美術館開催中 ヴィルヘルム・ハンマースホイ展と音楽
2008.10.02/Thu
上野の国立西洋美術館で開催中のヴィルヘルム・ハンマースホイ展。
内覧会に行って参りました。
雨のせいか、会場はより一掃クリアな無音が流れていたような気がします。
スリランカ展へ向かう途中、西洋美術館の前に「次回予告」で貼られた大きなポスター。
この絵にココロを奪われ、思わず立ち止まってしました。
それ以来、ハンマースホイ展が開催されることをどれくらい心待ちにしていたことか。
マルチメディアガイド(音声ガイド)を聴きながら、「日常と非日常の境目」をハンマースホイの絵画を通して、どこか宙に浮くような不思議な感覚を味わいました。
マルチメディアガイドから流れるピアノ音がまた、心地よくあります。
「音楽を流しながら、ハンマースホイの絵画を観る。」
これも楽しみ方のひとつかもしれません。
ハンマースホイ展は、もう一度いく予定です。
そのときには、静かに流れるピアノ曲をもっていこうかと思います。
おそらくエリック・サティのジムノペティになるかなと。
ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情 公式サイト

ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情 携帯公式サイトのQRコードです。

(I・Y)

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内覧会に行って参りました。
雨のせいか、会場はより一掃クリアな無音が流れていたような気がします。
スリランカ展へ向かう途中、西洋美術館の前に「次回予告」で貼られた大きなポスター。
この絵にココロを奪われ、思わず立ち止まってしました。
それ以来、ハンマースホイ展が開催されることをどれくらい心待ちにしていたことか。
マルチメディアガイド(音声ガイド)を聴きながら、「日常と非日常の境目」をハンマースホイの絵画を通して、どこか宙に浮くような不思議な感覚を味わいました。
マルチメディアガイドから流れるピアノ音がまた、心地よくあります。
「音楽を流しながら、ハンマースホイの絵画を観る。」
これも楽しみ方のひとつかもしれません。
ハンマースホイ展は、もう一度いく予定です。
そのときには、静かに流れるピアノ曲をもっていこうかと思います。
おそらくエリック・サティのジムノペティになるかなと。
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カテゴリ: 徒然なるままに思うこと
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スリランカ展で仏像に出会う。
2008.09.19/Fri
先日9月16日に東京国立博物館でのスリランカ展内覧会レポートをお届けしましたが、
さらに、
昨日9月18日に縁あって、インドとスリランカに詳しい方とお話する機会をいただきました。
そこでの話題は、インドやスリランカの歴史・経済から仏像の話まで多岐にわたりました。
その中でも、仏像に興味をもちながらもまだまだ素人な私にとって、仏像の話は興味深いものでした。
「スリランカの仏像と日本の仏像は顔が違いますよね」という話から、
「タイにはタイの中国には中国の顔があるんだよ」と仏像の伝播についてお話になりました。
仏教の発祥インドでは、そもそも”仏像”をつくるということは、なかったそうです。
というのも、お釈迦様があまりに尊いものであったため、
姿そのものを制作することはできなかったとのこと。
ですから、仏陀の足跡や菩提樹などを制作し、そこから”お釈迦様”を感じていました。
しかし、神像を祀るギリシャ文明が入ることによって、
お釈迦様そのものを制作する方向へとシフトしていきました。
これが仏像の誕生です。
ギリシャ彫刻の文化がスタートとなる「仏像」の顔は、なんとも堀の深い写実的な顔。
仏像の源流をたどるとギリシャ彫刻を思わせる仏像となるわけです。
この仏像は、「ガンダーラ仏」といわれております。
ガンダーラ仏は、現在開催中のものはありませんが、
日本にも展覧会が行われてまいりました。
たとえば、2007年7月~2008年4月まで東京国立博物館で仏像の道?インドから日本へ
2007年1月~2007年3月 平野美術館開催の仏教文化の交流
2003年2月~4月 広島県立美術館開催のインド・マトゥラー彫刻展/パキスタン・ガンダーラ彫刻展
2002年10月~2003年2月 名古屋ボストン美術館開催のアジアの仏教美術
今この場はすぐ対面することはできませんが、
ガンダーラ仏に対面したときに何を思い、その思いを実感した後に、
日本で育った仏像に対面して、何を感じるのか。
とても楽しみでなりません。
今はこちらの本で少し勉強をしておきます。
(I・Y)

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さらに、
昨日9月18日に縁あって、インドとスリランカに詳しい方とお話する機会をいただきました。
そこでの話題は、インドやスリランカの歴史・経済から仏像の話まで多岐にわたりました。
その中でも、仏像に興味をもちながらもまだまだ素人な私にとって、仏像の話は興味深いものでした。
「スリランカの仏像と日本の仏像は顔が違いますよね」という話から、
「タイにはタイの中国には中国の顔があるんだよ」と仏像の伝播についてお話になりました。
仏教の発祥インドでは、そもそも”仏像”をつくるということは、なかったそうです。
というのも、お釈迦様があまりに尊いものであったため、
姿そのものを制作することはできなかったとのこと。
ですから、仏陀の足跡や菩提樹などを制作し、そこから”お釈迦様”を感じていました。
しかし、神像を祀るギリシャ文明が入ることによって、
お釈迦様そのものを制作する方向へとシフトしていきました。
これが仏像の誕生です。
ギリシャ彫刻の文化がスタートとなる「仏像」の顔は、なんとも堀の深い写実的な顔。
仏像の源流をたどるとギリシャ彫刻を思わせる仏像となるわけです。
この仏像は、「ガンダーラ仏」といわれております。
ガンダーラ仏は、現在開催中のものはありませんが、
日本にも展覧会が行われてまいりました。
たとえば、2007年7月~2008年4月まで東京国立博物館で仏像の道?インドから日本へ
2007年1月~2007年3月 平野美術館開催の仏教文化の交流
2003年2月~4月 広島県立美術館開催のインド・マトゥラー彫刻展/パキスタン・ガンダーラ彫刻展
2002年10月~2003年2月 名古屋ボストン美術館開催のアジアの仏教美術
今この場はすぐ対面することはできませんが、
ガンダーラ仏に対面したときに何を思い、その思いを実感した後に、
日本で育った仏像に対面して、何を感じるのか。
とても楽しみでなりません。
今はこちらの本で少し勉強をしておきます。
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