パナソニック電工汐留ミュージアム『アーツ・アンド・クラフツ≪イギリス・アメリカ≫』ギャラリートークに行ってきました
2008.11.10/Mon

パナソニック電工汐留ミュージアム(東京)で2009年1月18日まで開催中の『アーツ・アンド・クラフツ≪イギリス・アメリカ≫』のプレス向けギャラリーツアーがあり、参加してきました!
このパナソニック電工汐留ミュージアム、社名変更に伴い、館名も新たにスタートをしました。

ウィリアム・モリスらが中心となって興した「アーツ・アンド・クラフツ」というデザイン運動は、機会による量産品ではなく、職人の手による工芸こそ日常生活を共にするにふさわしいとして、ステンドグラスや壁紙、家具、ファブリックなど室内装飾に関わる様々なものを制作しました。
イギリスではじまったこの運動は、やがて海を越えて他の地へも伝わります。
今展はサブタイトルが「ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」。
モリスらからはじまった精神が、マッキントッシュやフランク・ロイド・ライトへ受け継がれていった系譜もたどっていきます。

こうしてひとつの部屋として展示されていると、日常生活を「自分に似合ったもの」で統一することの楽しさ、こだわることのおもしろさなどが伝わってきますよね。

ひとつひとつの作品、その作家の背景を担当学芸員さんが丁寧に説明してくれました。
今展では約50名の作家の作品が展示されているそうです。
手工芸という分野から、女性作家も目立ちます。まだ女性の仕事的な地位が確立していなかった時代に、名を残す仕事をしていたというのはおそらく画期的だったのではないでしょうか。

金物も洗練されたデザインで、また使い勝手も重視された造りになっています。

家具を見ていると、李朝や民藝にもつながるセンスが感じられます。
どれもやはり「使う人」を意識し、またデザイナーの嗜好も存分に加えられた逸品ばかり。

終盤にはフランク・ロイド・ライトの作品が並びます。
約150点にもなる展示品から、アーツ・アンド・クラフツ運動の国際的な拡がりを展覧しています。
関西で終了したばかり、来年東京都美術館(東京)で開催される『生活と芸術――アーツ&クラフツ展 ウィリアム・モリスから民芸まで』と比較しながら鑑賞するのも面白いと思いますよ。
(A・N)

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カテゴリ: ミュージアムレポート
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